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2007年10月の記事

ラズベリージャム

お久しぶりです、こんにちは。先日ご近所の方に手作りジャムを頂きました。甘すぎず美味。食パンにたっぷり乗せて食べていますが、パン生地に練りこんで中にクリームチーズを入れて焼いたらおいしそう・・・・・・ とか思っています。
こういうきっかけがあると、死蔵しているパン焼き器を使おうとかいう気になります。←・・・・・・気になるだけ(だめじゃん)

さて、下で一週間かかっても読み終わらないほどの本が~と書きましたが、更に一週間かかって(間にちょこちょこ別の本も読んで)読み終わりました。
は~ 長かった・・・・・・

 偽りの婚約者に口づけを (ラズベリーブックス (ホ1-1))
偽りの婚約者に口づけを (ラズベリーブックス (ホ1-1)) エマ・ホリー

教区牧師だった父を亡くし、天涯孤独となったフローレンスは、ある計画を胸にロンドンを訪れた。忠実な使用人リジーとともに暮らすことを許してくれる夫を見つけ、ささやかな生活を手に入れるのだ。一方、グレイストウ伯爵エドワードは、従僕との恋の噂が絶えない弟、フレディの花嫁を探していた。条件は“女”であること、弟の“男”との噂を知らないこと。田舎育ちのフローレンスはぴったりだ。だが、思惑通りに弟とフローレンスの婚約が決まっても、エドワードの心は晴れなかった。いつしか彼はフローレンスを想うようになっていたから―。そしてフローレンスの心にも、優しいフレディではなく、ぶっきらぼうなエドワードが忍び込んできて―。不器用な伯爵の熱い恋。

ワタクシHOTなの大好物です(爆) でもって、一途にヒロインを想うめろめろヒーローも大好物ですv 
・・・・・・なのに、こう、あまりノれなかったんだよねぇ。この本。
うーん、なんだろ。自分が思っているほど、ヒーローヒロインの人となりが描かれていなかったのかな? だらだら読んでいてやっと入れ込めるようになってきたのは、ヒロインが事情があってヒーローの家を出た後辺りから。ほろりとするシーンもあったりしましたが、はまったというほどの本でもなく残念。あ、でも美術館かどこかで、オペラグラスでひとつの絵を見るシーン(で、意外にヒーローは怖くないんだとヒロインが思うシーン)は印象に残っています。

 

この評価ってやっぱり私がヒストリカルが苦手だから!? とかも思ったのですが・・・・・・

 もう一度だけ円舞曲(ワルツ)を
もう一度だけ円舞曲(ワルツ)を ジュリア・クイン (ラズベリーブックス)

ソフィーがペンウッド伯爵の娘であることは、公然の秘密だ。母の死後、“後見人”となった“実の父”と静かに暮らしていたが、意地悪な継母とそのふたりの娘が家にやってきた上、父の突然の死によって、メイド同然のつらい日々が始まる。そんなある日、有名なブリジャートン子爵家で仮面舞踏会が催され、留守番だったソフィーも、ひょんなことから祖母のドレスを着て出かけることに……。ソフィーは一夜限りの夢と知りつつ、子爵家の次男ベネディクトとワルツを踊り、午前零時の鐘の音とともに姿を消した。残されたイニシャル入りの手袋だけを手がかりに、ベネディクトはソフィーを探すことを決意するが……。

こっちは一気読みするほど面白かったんだよねぇ。話的にはベタ。継母と二人の義理の姉という辺りでお分かりのように、まんまシンデレラのパクリ。だけど、シンデレラが未だに子供の絵本として(ディズニーとかの映画としても)親しまれているように、人を惹きつける話でした。意地悪な継母を最後言い負かすヒーロー。痛快で良いシーン♪ その後いろいろな問題点を、いい加減に捉えるのではないのも単なる「その後お姫様は幸せに暮らしました」的ご都合主義ではなくて好感が持てたかな。 この作者(他の方のレビューで見ただけでうろ覚えなのですが(汗))他にもこういった童話ベースの話があるっぽいのでそれも翻訳されたら読んでみたいです。

 

更に今月のラズベリーのヒストリカルも読んだのですが、それも面白かったです。
というわけで結論: エマ・ホリーは私には合わない作家さんかも?

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私のモーヴ色

ヘアカラーのCMで(確か)モーヴ色のが出ましたね。
モーヴというとリンダのパーティガールで、ヒロインのママが「男に『モーヴって?』と聞いて色の名前だって判った人は同性が好きな~」みたいな事を言っていたのを思い出しました(笑) で、確かヒーローは判ったので一瞬疑われていたような・・・・・・ おばさんの質問した色の方は判らなくて逆ギレしたので、疑いは晴れた(爆)はず・・・・・・
で、色の名前なんか赤・青・黄色でいいじゃん! というとリサ・マリー・ライスの「真夜中の男」で、ヒロインが青やベージュだっていろんな微妙な色合いがあると言って、そんなのぜんぜん判らない&興味なかったくせに、おとなしく拝聴しているレンガ社長を思い出したり。
(レンガ社長=一部の読者の間でヒーローをそう呼んでいるらしい。ヒロインをおびえさせないようにキスしたとき彼女に触れないで、後ろの壁にしがみついてたら、力入れすぎてそこのレンガがぼろぼろ欠けたというエピソードから来てると思われ。でも逆にヒロインビビっただろとか誰もが思ったに違いない(笑))

というわけで、いまさらですが。

 パーティーガール (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
パーティーガール (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション) リンダ・ハワード

顔・髪型・服装すべてが地味でさえない図書館司書デイジー。34歳の誕生日の朝、彼女は心に誓う―負け犬から脱して結婚するのだ!ゲイの美容コンサルタントを得てクールな女に変身したはいいが、夜遊びデビュー早々、デートレイプ・ドラッグを捜査中の警察署長ラッツと鉢合わせ。マッチョで強引、理想とはかけ離れた彼に反発しつつ急接近するデイジー。が、ひょんなことから殺人事件に巻き込まれ・・・・

リンダの中でも少数派(?)なコメディタッチの作品。HQ枠を飛び出してから、作品毎に何らかの挑戦(試行錯誤?)をしている作者ですが、これは楽しく読むのにいい感じです。私個人ではリンダ作品はコメディ系よりちょっとシリアスなロマサスの方が好みだと思っていましたが、この作品の再読率を考えるとそうでもないかな? ともあれ、誕生日を機に自分を変える決心をするヒロイン。純情無垢だけど、おバカヒロインではなく、芯のしっかりしているところが見えて◎ ママやおばさんとの会話も面白いです。いろいろ考えて行動するのに、ヒーローのちょっかいで裏目裏目になっちゃうところが(笑)
でも、ヒーローは変身前のヒロインを見て惹かれていたのでした。後半の殺人事件うんねんは、特にすごいのではなかったですが、ヒロインがどう変わっていくのか、そこにヒーローはどうやって惹かれていくのか。そんなロマンスを読ませてくれる本です。
ヒロインは珍しくヘテロクロミア(オッドアイ)なのです。

あ~、1週間かけて読んでいたヒストリカルがあるのですが、どうも飛ばし読みというか、進まない・・・・・・ 世間で評判が良くても、自分の感覚とは違うっていい証拠だ、これは。 ←まあ、絶対的(?)に評価が高かったというほどでもないけれども。

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灰かぶり姫

ずっと放置していたサイトのデータベースCGIと同じのを設置してみようと、今朝思い立ったのですが、動かないー。
今までのも自分が設置したんでしょうに。大体後のこと考えない置き方するから今困ってるんだよ。もう。
いえね、どうもこのCGI、登録が400前後で動かなくなるらしい。去年の10月位までの分が登録してあって、今183。・・・・・・それから私blogに書いただけでいったい何冊読んだ~? と考えると、今後のために何か対策を練らないといけません。
で、考えたのが作者名のア・カ行、サ・タ行などで分けてCGIを複数設置するということ。
言うのは簡単なんだけどねぇ・・・・・・
そんなわけで、プログラムとにらめっこを2時間。したけど無理でした。
また新しく置きなおして、デザインとかカスタマイズした方が早いのかも(TT)

 花嫁になる条件
花嫁になる条件 (R-2026) ジュリア・ジェイムズ

こんな豪華なアパートメントに住むのはどんな気分かしら?生活のために掃除人として働きながら、マグダは思った。そのとき突然、留守と聞いていた主人のラファエッロが姿を現し、狼狽する彼女にきみは独身か、と尋ねた。マグダがうなずくと、彼は驚くべき話を持ちかける。「十万ポンド支払うから、ぼくと結婚してくれ。今すぐ」何か深い事情があるらしいが、イタリアの実業家だという彼が、なぜ初対面で身分も違うわたしを選んだのだろう?正気の沙汰とは思えず、マグダはきっぱりと断ったが、その夜、ラファエッロが自宅に訪ねてきた。

ヒーローは父親に遠縁の娘との結婚を強要されてます。30の誕生日までに結婚しないと家業を売り払われてしまいます。でも強欲で意地悪で父の前では猫かぶっているあの女と結婚したくない。で、半年契約で仮の花嫁を見つけますが、その女は彼の足元を見て婚前契約のサインを拒みます。「君じゃなくていい、次に目にとまった女を花嫁にするから」と言い放って部屋を出ると、そこで掃除していたヒロインを見つけます。
まあそれで、契約結婚し実家に連れて行き~って話。勿論、貧乏で醜い哀れなシングルマザーは、実は心根の優しく純真な宝石のごとき女性でした、なのはお約束。
この作家さんRの定番設定を、きちんと書いていてイイ感じです。

 

+++++++++++++++以下この作家さん考。

 

しかし、この作家さん。今出ているほとんどを読んでいると思うのですが、どうも、もにょる部分があるのです。以前他の作品でヒーローがヒロインと出会う前二股をかけていたときに、その書き方が「傲慢で冷酷っぽく、妙にリアル」と書いていました、私。(06.12.28の記事参照) そのときは傲慢で冷酷なのをちゃんと表現できる辺り読ませる人だなあと思ったのですが。変なところ妙にリアルなんですよ。例えば他の作家さんのいわゆる復讐モノとかだと、ヒロインが苦境に陥っている姿を見てヒーローは「あんな最低女の癖にやっぱり美人で惹きつけられてムカツク」みたいに思うのに、この作家の作品だとマジで「最低女らしく哀れっぽい、きれいな女だったが今は恋も醒めちゃった」となる。今回の作品だと、ヒロインがシンデレラのごとく髪と服を調えるまで、「彼女に抱く一番強い感情は哀れみかも」とか思ってる。(確かに無理難題を押し付けた父に復讐(?)するため、父が怒りそうな「みすぼらしい女」という意味でヒロインをチョイスしたのだが)
こういうのはシンデレラものを、より印象的に見せるのでしょうが、一方、「どうしても惹きつけられてしまう運命の恋」っぽくはない。そこんとこ妙にリアル。

すっごい醒めた目で見ると、もしかするとこの作家さん、自分が思っているほど華やかHQ系に向いていないのでは? とも思ってしまう。定番の設定ばかり、でもきちんと読ませるし、作品によってはすごく健気で泣かせる。はっきり言うと私は好きな作家さんだし、Rの代表作家に今後なれる実力もあるとは思う。でも妙にリアルなのが夢見たい気持ちを突き放されているような気がしてもにょなのです。本当に些細な部分なんですけどね。
まあ、私ごときひよっこロマンス読者が偉そうに何言ってんだ~でしょうがね(苦笑)

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逃げるイモ

久しぶりに古本屋で何冊かあらすじ買い。そのうちの一冊。どこが私のツボに入ったかはあらすじ見てもらえれば判るかと(笑)

 脅迫結婚
脅迫結婚 (R-1844) ペニー・ジョーダン

イモジェンは十八歳のとき、ドラッコと婚約した。十歳年上で、亡き父の右腕とも言われていたドラッコは、子供の頃からイモジェンの憧れだった。
すばらしい男性、そしてやっと実った初恋。彼女は幸せを感じていた。だが結婚式の日、義母がドラッコとのただならぬ関係をほのめかし、それを否定しようともしない彼に失望して、イモジェンは教会から走って逃げた。
四年後、一度は放棄した父の遺産がどうしても必要になり、イモジェンは弁護士と連絡を取って故郷へ帰ることにする。
待ち合わせ場所に現れたのは――ドラッコだった。
戸惑うイモジェンにドラッコは言い放った。
「君と僕とはまだ婚姻関係にある。妻として、君には僕の子供を産んでもらう・・・・・・」

ヒロインなのにイモジェン。ヒーローが呼ぶ彼女の愛称はイモですよ。これを買わずしてどうしろと!(爆) 
じゃなくてモという発言なのは想像つきますが(笑) ←でもどうしても突っ込まずにいられなかった。
逃げたイモに復讐するために、イモに対して脅迫結婚。
勿論王道中の王道というか、ヒーローはヒロインに実は昔からめろめろで、義母はヤナ奴で、彼が振り向かないから腹いせに適当ぶっこいたという、誰にでも想像つく話だったんですが。
特筆したいのは年齢。ヒロインが名ばかりの結婚した4年前は18歳。 ←幼な妻w
しかし、父が義母と再婚したのはヒロイン14歳で、その頃にはヒーローは父の会社にいたっぽい。と、いうことは、その時点で彼はヒロインと知り合いなんですね。確かにヒーローは大学在学中にヒロインパパに才能を見込まれ、会社に入れてもらった(ついでに一時期ヒロイン宅に居候していた)とあります。でね。どうも「一目見たときから惹かれていた」っぽいことが書いてあるのですよ。
・・・・・・ロリ?
なんだか、十歳差とか、小さい頃からの知り合いで~とか、他の作品でもしょっちゅう読んでいるはずですが、「うわ、こいつろりっぽい」とか初めて思ったですよ。ヒロインの(いい加減な情報を鵜呑みにして)逃げ出す態度が、明らかにお子ちゃまだという印象があったからですかね。
父の右腕の多く語らない男が実は昔から一途にヒロインを見守っていました、という萌えなツボを押さえていたのに、感想は「ろりっぽ」の一言でした。

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ぎゅぎゅっとね。

地味に進めているウインターズ攻略。↓この本は2003年に出たそうですが、その前スピン(ヒーローの親友のプリンスが主役の)があって、いつもお世話になっているRomance Cottageさんのデータによると2004のウェディング本に収録されている「プリンスの選択」だとか。前スピンの方が後に出てるんですね。リアルタイムで読んでたほうは混乱だろう。まあ、D様スピンのカオスっぷりには負けますが。この作家さん案外スピンつながりが多いんだよなあ。

 愛という名の苦しみ
愛という名の苦しみ (Ⅰ-1602) レベッカ・ウインターズ

ケリーは一ヶ月前、フィリップ・ディディエと結婚し、スイスで幸せに暮らしていた。
しかしある日、夫が交通事故にあったという知らせを受け、病院に駆けつけたところ、衝撃的な事実を聞かされる。フィリップは魅力的な女性と同じ車に乗っていて、その女性は彼の子供を身ごもっているという。
ケリーは夫が怪我の治療を受けている間に、ひそかに病院を立ち去り、アメリカに戻った。生まれてくる前に、実の父親に見捨てられたケリーは赤ん坊が幸せに育つことを願い、身を引いたのだった。そのとき彼女は自分のおなかにも子供がいることを知らなかった。

なんかこう、あらすじを見ると王道のような気もしますが、変化球を好む(?)ウインターズだからねぇ。というわけわかんない理屈で、読む前に裏表紙とにらめっこ。このパターンだと
(超王道)車の女はなんかの誤解で、逃げ出したヒロインを1年くらい放っておいた後、生まれたヒロインの子供の養育権をだしに、復讐のように無理やり夫婦復活。
(王道)夫はやっぱりろくでなしで、逃げたヒロインに別の男との出会いが! ←あらすじに書いていないからといって侮れないのだよHQは、というのは経験済(爆)

どっちでしょ~。超王道だとカテゴリーRな気もしますが(笑) 案外この作家のヒーローはRっぽい気質は持っていると思うのですよ・・・・・・
などと思いながら今度は4ページ目の登場人物表とにらめっこ。
ヒロイン・夫・夫妹・弁護士・夫親友(これが前スピンのヒーロー)・親友の妻
・・・・・・ふむ。別の男との出会いはなさそう。夫婦再会とか復讐モノなんでしょうねぇ。
とアタリをつけて、ようやく読み始めました(普通に読め)
以下ネタバレ三昧。

ヒロインは料理留学でヒーロー実家にホームステイしていて、そこで夫と恋に落ちスピード結婚。どうやら出会ってから3ヶ月くらいで結婚しちゃったようです。で、あらすじ参照な事件が起きまして実家に帰ってきたところ、車の女が産褥で死亡し、ヒーローが(ヒロインが出て行ってから)人が変わったくらい打ちのめされちゃって自棄を起こしている、と親友の妻が訪ねてきます。で、ヒロインは彼に拒絶されるかもと思いつつ、でも放っておけなくて彼の元へ。
・・・・・・ってここまでで、まだ35ページくらいですよ。展開速いですよ? この先どうするんですか? 
と思っていたら、その先も車な赤ちゃんとの交流や、やっぱり拒絶されまた家出とか、親権の裁判のため幸せ夫婦偽装とか、裁判シーンとか、何で黙ってたんだ~!!とか、挙句の果てに竜巻だとか。
エピローグにつくまでてんこ盛りの内容でした。ロマンスの進み方がじりじりしていて、その分まわりの展開が嵐のようなぎゅっと詰まった話でした。

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パターン!?

もしかしたら・・・・・・とちょっとだけ期待していたんだけど、やはり11月もサムリス翻訳は出ないようですね。(そりゃ自分でも年末商戦かなと思っていたのですが)
・・・・・・でもちょっとだけ期待していたんだけどな。
今日のレビューは後でこの下に書きます。久しぶりにノーラの上下巻を続け読み~

+++++++++++++++

というわけで。

 ぶどう畑の秘密(上)ぶどう畑の秘密(下)
ぶどう畑の秘密(上) (下) ノーラ・ロバーツ (扶桑社) 

極上のワインを世界中に供給するジャンベッリ社で、広報担当として活躍してきたソフィア。このたび、社の運営者である祖母から驚くべき新体制が発表された―農園でぶどうを作り続けてきたタイラーと、ソフィアの役割を交換するというのだ。だが、彼女の悩みはそれだけではなかった。女癖が悪く、七年前に家庭を捨てた実父が、社の恩恵にあずからんと企む女性と身を固めようとしていたのだ。ソフィアは絶望する母親に心を砕きながら、社の繁栄のためにタイラーと協力しようと決心するが…。

ジャンベッリ社とマクミラン社が合併し、ジャンベッリ‐マクミランとして新たなスタートを切った矢先、ソフィアの父親が銃殺され、自社製のワインを飲んだ重役が遺体で発見された。また、社主催のパーティでは、ソフィアをはじめとするジャンベッリ家の女性たちに対する陰湿な嫌がらせもあった。一族の醜聞がメディアに流れ、社の信用は落ちるいっぽう。一連の事件に疑問を感じたソフィアとタイラーは、難局に立ち向かいながら、事件の真相に迫るが…。

ノーラの作品って、ごつい設定を噛み砕いて読ませてくれるところがあるので読みやすいですよね~ 今回もブドウ作りの一から十までがわかる訳ではないけど、キャラクターの本質に根ざす部分は書かれているし、それでいてあまり説明口調くさくないところがいいです。どんな凝った設定でも、メインはロマンスなんですよね~ そんなロマンスは、お隣さんで縁戚の昔なじみ。過去のエピソードがあまりなかったので幼馴染という感じはしなかったのですが、無理強いされて一緒に行動するうち少しずつ互いが大事な存在になっていったり、本気の恋愛に臆病な部分が出てきたり、とゆっくりじっくり熟成されるワインのようなロマンスでした♪ 個人的にはヒロインのロマンスより、ママのロマンスの方が萌えましたがv いやあ、デイヴィット、すんごくロマンティストv いわゆる中年と呼ばれる年代ですが、でもしっとり読ませてもらいましたv 指輪を買おうとするシーンは映画とか音楽的だとかそんな感じがしました。ノーラお約束の女性陣のおしゃべりシーンもあって、ロマンス読みたいときにはいい感じの本です。めちゃくちゃ泣けたとか、超感動とかではないですが、ノーラのいい部分が出ている作品ではないかと。

 心ひらく故郷(上)心ひらく故郷(下)
心ひらく故郷(上) (下) ノーラ・ロバーツ (扶桑社) 

今なお古きよき南部の伝統を残す町、ミシシッピ州イノセンス。ここでは、女性ばかりを狙った残酷な連続殺人事件が住民を震撼させていた。そんな町に、世界的に有名なバイオリニスト、キャロラインが越してくる。たび重なるコンサートや婚約者の裏切りなどで心身ともに憔悴しきっていた彼女は、演奏活動を休止することを決意し、愛する祖母から相続した屋敷で心穏やかな生活を送るつもりだった。だが、第三の犠牲者となった女性の惨殺体を発見したのは、ほかでもないキャロラインだった。

期せずして第三の被害者の遺体を発見したキャロライン。地元住民に支えられ、彼女はなんとかショック状態から立ち直った。噂の絶えないロングストリート家の次男タッカーもまた、彼女を支えた住人の一人だ。キャロラインは、警戒しながらも彼に惹かれていく。だが、犠牲者の女性と関係のあったタッカーに、殺人容疑がかけられる。やがて、事件の真相を探るキャロラインは、イノセンスの町の恐るべき秘密を知ることになる…

さて、こちらは少し前に読んだ本。読んでいておや? と思ったのは、上の本とか他の扶桑社から出ているトリロジーとかの本のイメージとちょっと違ったから。ヒーローも放蕩お坊ちゃま(でも実は監督のように締める仕事をちゃんとやっている)という設定ですが、そのでも実は~という部分が、あまり魅力的に伝わってこなく、他のキャラも、こう伝わってこない感じがしたんだよなあ~ 例えば、悪役でも、しょーもねー奴でも、書き込んであるとそれなりに映るのですが、あまりそう感じなく・・・・・・ 主人公のロマンスは良かったけれど、他のノーラ作品に見られるような、家族の絆がどうとかあまり・・・ね。
と思っていたら、読了後やっぱり他の作品と一線を画しているなあと思いました。私の思ういつものノーラ作品パターンからは外れているし。残念ながら私の印象的には今ひとつ。頑張りすぎてから回りしちゃった感じがしました。

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2時間ドラマ?

↓ヒロインのイメージってこれなんだ・・・・・・ まあ確かに栗色の髪でショートカットがちょっと跳ねてて、元気よさげでってイメージではありますが、なんかこの人、見た感じ背が高そうで筋肉質っぽい。(ヒロインはチビでぽっちゃり系)
読んでいるときには具体的な顔とかをイメージできないのですが(私の映像想像力は幼児以下です)ちょっと違う気がする。
でも多分、かなり頑張ったモデルチョイスなんだろうなぁ(他の作品に比べるとね) 

 そばにいるだけで
そばにいるだけで エリン・マッカーシー (ライムブックス) 

研修医のジョージーは最近ミスを連発している。というのも、一緒に働く整形外科医、ヒューストンの視線が気になるせいだ。冷静沈着で優秀なうえ、長身で容姿端麗な彼が、自分に気があるなんてことがありえるだろうか?そそっかしいうえ、背が低く、スタイルに自信のない自分なんかに。ところがある日ヒューストンから熱烈なアプローチを受け、一夜をともにしないかと誘われる。しかも、その夜限りで、翌日からまた単なる同僚に戻るという条件だ。ジョージーは戸惑いながらもそれを受け入れる。しかし熱い夜を過ごした2人は、自分の気持ちは欲望以上のもので、このまま関係を終わらせたくない、と思うのだった。そんなとき、サーフィン中にサメに咬まれたヒューストンが病院に運び込まれ…。

ここ数冊が読むのに時間がかかったのに対して、これはもう本当にさくさく読めた。ロマンスやヒロインのキャラが等身大で普通の月九辺りの連ドラをみている感じ。ヒロインは豊満をデブと思って気にしていたり(勿論ヒーローは豊満万歳なのはお約束)、でも恋愛だけの人じゃなく仕事に対する悩みだとか不安だとかを抱えていたり、ヒーローも順風満帆が事故によって将来への不安を持ったり、うまくいかなかった父親との関係がトラウマでヒロインに精神的に近寄れなかったり、人間くささが出ていましたね~ この人の作品はヴィレッジのキス×3の第2弾で読んだのですが、そのときもキャラがいい可愛い話だったなぁと思っていました。ローリさんのコンテストだかで入賞してデビューしたという経歴があるだけに、ローリさんの「いつも二人で」とかが好きな人はツボに入るんじゃないかと。
ちょっとローリさんの印象(影響?)が強かったりするので、今後どう個性が出てくるのか楽しみな作家さんです。
しかし・・・・・・いきなりサメに咬まれちゃうか・・・・・・ すげーなアメリカの海岸って。

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義賊とお嬢様

先日の話。楽しみにしていたmoonシリーズの発売日。いそいそ本屋に行くと、まだ並んでいない様子。そこで、店員さんにうろ覚えのタイトルで聞いてみたところ(その私のタイトルが間違っていたみたいで)書店のデータベースに入っていない。で、出版社と作者名はちゃんと覚えていたので、それで検索してもらったのに見つからない。で店員さんは「ランダム~ってただの講談社じゃないんですかね?」って。普通にランダムハウス講談社から出版されている~って言ったら、それで入力しろよー。というか、問屋(?)にまで電話して、書名を5回も連呼するのヤメテ。後ろに客が3人ほど待っていたので、君がしつこく指差し確認するのを聞かれてるのよ。タイトルくらい一回で覚えろっつーの。
そりゃまあ、HQのじょーじだのあいじんだのというタイトルに比べたらぜんぜんマシですが。
結局、その本屋にはまだ未入荷だったようで、そのまま帰りました。
最近は本屋さんもバイトが主流だから、本に詳しい人ばかりじゃなくて困ります。
本日発売って予定表に書いてある出版社くらい覚えてろよー。そしたら「あ、今来てる分にはその出版社無かったようですが、いつ届くかお調べしましょうか?」「あ、いいです、じゃあまた明日にでも来ますので~」で終わる会話に15分も恥さらすことは無かったのに・・・・・・

個人的にはね、moonシリーズのタイトルは(というかランダムさん発行のタイトルは)色気があって好きですv

そんなこんなの入手するのに微妙だった本

 深紅の月のしずく
深紅の月のしずく  レベッカ・ヨーク ランダムハウス講談社

家宝を取り返してほしいの――オリヴィアは家に忍び込んだ侵入者に銃を向けて言った。
侵入者の名はサム・モーガン。
裕福な投資家として知られる男だ。
だがそれは仮の姿。
オリヴィアは彼が腕のいい泥棒だと知っていた。
だからこそ彼を罠にかけ、話し合いの場を設けたのだ。
泥棒に、それもこんな魅力あふれる泥棒に頼みごとをするなんて、どうかしている……
そうわかっていたが、彼女にはどうしても彼の助けが必要だった。

「いにしえの月に祈りを」「呪われた眠りのなかで」「魔の月に誘われて」と続いてきたmoonシリーズ4作目。ヒーローはこのシリーズ特徴である狼に変身できる能力を持ってます。独り立ちした頃に人の手による森林破壊が進んでいることを知り、それで財産を築いている人物の宝石を盗むなどして、利益(?)を環境保護団体に寄付したりしている。ヒロインの家は最近特に商売の手口がひどくなっていて、それ故に彼は彼女の家に盗みに入ることにする。で、あらすじ参照なのです。ヒロインの家系に遺伝している病気を和らげる薬(霊水)を知人だった男に盗まれてしまったので、ヒロインの父は判断力を失い、商売が傾いているんだとか。まあ、この家宝が霊水だというところがパラノーマルジャンルっぽいですね~ ヒーローは一目で惹かれた生涯の伴侶であるヒロインのため、(霊水を取り戻したらヒロイン父も環境破壊をしなくなるのではという希望もあり)彼女に協力することにする。
という話。こうあまり突っ込んで書くとネタバレ三昧なのでこの辺で(苦笑)
なんだかゆっくり読んでいました。でもつまらなかったわけではなく、前作のようにヒロインのほうばかり大活躍(?)というほどでもなく、ちゃんと伴侶を守るぞというところも見えるし、今作のロマンスの方がちょっと切ない部分も見えて好みです。 もちろん1作目ロスには敵いませんが(笑) そうそうロスといえば、これにも幸せいっぱいで出てきましたよ。女の子が無事に生まれたんだそうです。遺伝子研究着々と進んでいます。
こうしてシリーズ通して読んでいると、ロスが一番、自分の宿命や伴侶を得るということに対して重く、真面目に受け止めて(長男ではないですが)お兄ちゃん気質なんだなあ~と思いますね。逆に3作目ヒーローのアダムが一番弟気質みたいです。 ←軽く受け止めている印象があったような気がします。

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やるなぁモトキ

  あの夏のヒーロー
あの夏のヒーロー (危険を愛する男たち2) スーザン・ブロックマン原作 日高七緒

TDDの漫画化2冊目が出ましたね。ブルーはかっこよかったけれども、うーん、前回も言いましたがこのシリーズは特に155ページで収めるのが間違っているぞと。そりゃ、2作目の方がまだ纏めやすいんじゃないかとは言いましたよ、過去の私。でもなあ、ある程度エピソードが削られるのはともかく、ストーリーの中でも重要な最後の方のルーシー一人で大活躍があっさ~りすぎて orz
水中キスは私的には好きなエピソードだけどまあ削られても仕方ないかもなとは思うのですが。(でもあのシーンビジュアルで見たかったよねぇ?)
ともあれ、最後にフリスコも登場したし、3作目も出るんだろうなあ~と思いつつ、どうやらこの漫画家さんの次のはノーラ作品っぽいので(どれだろ? 再販タイムリーなナイトシリーズかな?)3作目はまた一年後とかになりそうです。

↓あとがきを見てつい借りてきた本。

 ダーリンがいっぱい
ダーリンがいっぱい (T-153) エリーズ・タイトル

日本一の高級ホテルチェーンがアメリカに進出を考えている。オーナー、モトキ氏の訪米に際して、アメリカ中のホテルの事業部の人間が躍起になって彼との提携の契約を取ろうとしている。頭一つ抜きんでているのが、われらがケイシー・クロイデン。だが、厳格な日本男児のモトキ氏が彼女の離婚歴をどう思うかが不安の種。そこでケイシー、離婚の事実を隠そうと、夫役の男優を手配した。ところが、一日早く到着したモトキ夫婦に動転した彼女はたまたま訪ねてきた男性を“わが夫”と勘違い。そのあと男優も到着、あげくに別れた夫までが現れた。神様、どうかこのクリスマスをなんとか乗り切れますように…。

日本人でモトキ。本木? 元木? 基? ともかく生粋日本人が重要人物として描かれているのは珍しいかもな、と借りてみました。内容は軽いコメディ。本場のクリスマスをモトキ夫妻に体験してもらおうと招待したものの、吹雪を避けるために客人が一日早く来てしまったからヒロインは大慌て。旦那はちょっと買い物に出ています~と言い逃れをして、雇った男優が来るのを待っていたら、別の人(ヒーロー)がたまたま来てしまったと(笑) ヒロインはこの人が男優だろうと勘違いして、彼の言い分を聞かずにお芝居に巻き込んでいくと、そこへ雇った男性も登場し、さらにヒーロー宅に用事で来ていた元妻も(ヒーローが電話を借りに行ったきり戻ってこないので心配して)現れ、更に本当のヒロイン元夫まで休暇でやってくるという。
結局、人が来るたびにどんどん嘘を塗り固めてしっちゃかめっちゃかに(笑) 嘘だらけの休暇の行き着く先は!? 
ロマンスがというより、ちょこっと楽しみたいときに読むのにいいかもな本。昔のTなので過激ではありません。
で、日本人の描かれ方ですが、いかにもなデフォルトではなく、普通にラブラブなそれこそアメリカにいそうな夫婦でした。もっと奇天烈なのかと思ってた。合気道や禅をたしなんでいる辺りは「いかにも日本人です」主張でしたがね(笑) しかし最後の最後に美味しいとこもっていったモトキ夫婦でした。

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表紙の文字フォントがさり気に気持ち悪い本

急に寒いですね。晴れ・雨で10度くらいも気温差があると、じっと動かずに本を読んでいるとぞくぞくしてきます。早く涼しくなってくれと思ってはいましたが、ここまで寒くなることもないだろ。大分前から異常気象だの日本の四季がなくなっているだの言われていましたが、今年は特にそれを実感するなあ。
さて、いつの間にか10月です。ぼけぼけしていたらレビューが半月も開いてしまっていました(滝汗) 本は読んでいたんですけれど、読むのに時間がかかっていたりして。
なんだか世間では9月の文庫は盛りだくさんだったようですが、意外にも新刊買いは少なく、皆さんの評価待ちで読むかどうか~の状態です。

でもマッケナは買った(笑)

 夜の扉を (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション (マ14-4))
夜の扉を (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション (マ14-4)) シャノン・マッケナ

美術館で働くアビーは、最悪なデートの帰り道、ザンと名のる開錠業者の男に危ないところを救われた。報酬がわりにキスを交わしたそのときから、ふたりは互いに惹かれあってしまう。
それでも、過去の痛い体験からふたたび恋愛関係に踏みだすことを恐れるアビー。そんな彼女にザンは、夜の扉を開いてひそかに愛しあう"秘密の関係"を申し出るのだった。
しかし、そんな彼らを暗い淵から狙う、不気味な陰謀の影があった......。

既刊長編3作のシリーズとは別で単発の作品。マッケナってラブシーンもそうだけど心情の書き込みも激しいので、割れて尖った硝子のような印象があるのですが(しかもガラスは漢字の硝子。透明だけど痛々しいというか)この作品はあまりそう感じなかったなあ。
そりゃあ敵キャラは最初から異様さ全開だったけれども、ヒーローであるザンが、メロメロヒーローで、粗野で乱暴で衝動的という外見の描かれ方の割に、家族に頭が上がらくて(「じいさま」って呼び方がv)猫好き、ヒロインに対して慎重なアプローチしている、みたいなお兄ちゃん的部分が見えていたからかも。・・・・・・と90ページくらいまでは、普通のロマサスのような感覚で読んでいました。
まあ、マッケナ節がちょっと薄い? と思ったのは、訳のせいもあるのかも。マクラウド兄弟シリーズの台詞は結構ぶつ切りなので、今回の方がより優しく響いています。
↑この、優しく響くというのが、評価の分かれ目かも。「ぎゃ~~マッケナ読んじゃったよ~~!」みたいなテンションの高さはあまり感じない。けれどちゃんと(?)マッケナ作品なので楽しめる。どちらをとるかは読んだ方の好みの問題で。
しかし、マッケナ作品のヒーローは皆さんロマンティックな発言しますねぇ・・・・・・v
月の光の下で~なんて普通の男ならなかなか出てきませんよ。

上の記事タイトルはそのまんま。表紙題名の文字がぱっと見は普通だけど、近くに寄せるとキショイです(泣)

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