同じ舞台設定で違う主人公を書く作家競作シリーズは、裏で凶作?とか呼ばれているように、共通の登場人物の性格が違っていたり、設定の破綻があったりもするのですが、意外にこれは問題なく読めたかな? なHAの3月~5月まででていた3部作:恋愛の掟。
……しっかし、最近私「子宮内膜症のため恋人は探していたものの、思いがけずヒーローの子を妊娠しちゃって」ネタばかり読んでいるような気がする……
基本設定:いつか子供が欲しいと思っていたデイジーは持病の子宮内膜症が悪化しているため、早急に結婚相手を探そうと思っていた。同じアパートに住む大学講師のエリスとメイクアップアーティストのフィービーとはプライベートでも仲が良いため相談すると、話題の結婚相手を探す本を勧められる。その本を参考にデイジーの夫捜しが始まった。同じアパートには他に猫好き派手女性や内気な管理人(この二人はお互いに想い合っている)、若くて軽いジョークが得意なプール清掃員、元イケメン軍人お祖父ちゃん夫婦(孫自慢が大好きv)などが住んでいる。

雇われた億万長者 恋愛の掟Ⅰ (HA-10) ジュディ・クリスンベリ
語学講師のエリスは過去のつらい経験から独身主義を貫いている。妹たちが次々に結婚していき、長女である彼女は家族から毎日のように責められるのが悩みだった。とうとう末妹の結婚が決まり、エリスは途方に暮れた。妹の式に一人で出席すれば、何を言われるかわからない。そこで婚約者を演じてくれる人を雇うことにした。大学の演劇科に赴き、ひときわ魅力的な男性を見つける。エリスが思いきって仕事を依頼すると、彼は役作りのためしばらく二人で過ごすべきだと主張した。心を奪われる危険に怯えつつも、彼女は承諾してしまう。
あらすじに補足しますと、エリスは演劇科の大学院生にお芝居を頼んだつもりが、たまたまラフな格好で遊びに来ていた億万長者な兄に声を掛けてしまう(ヒーローは名字で呼ばれたため最初間違いに気が付かなかったが、貧乏学生だと思われたのが新鮮?でそのまま誤解させておく)というわけで「雇われた億万長者」な訳で。
メロメロヒーローです。ちょっと恋愛を押し通すという意味でちょっとだけ勝手な部分もありましたが、基本でめろめろ(笑) しかし、1話目だから他のキャラの様子も書き込まなきゃならなかったのかも知れませんが、なんだかこのアパートの住民と交流してばかりで、真面目に働かなくっちゃ仕事あぶれるぞ(爆) 2話のヒーローのお祖父ちゃんが孫自慢しているシーンや、ちょっと危険な魅力を漂わせたヒロイン兄のシーンもあって以降の作品へのネタ振りもばっちりです♪

噂の独身主義者 恋愛の掟Ⅱ (HA-13) カーラ・レノックス
フィービーの住むコンドミニアムに、噂の男が越してきた。かねてより、容姿抜群で財力もあると評判の、“完璧な独身貴族”ワイアット・マディソンだ。一目で、フィービーは恋の虜になった。思いきって彼を友人の婚約パーティに誘うが、仕事が忙しいからと、あえなく断られてしまう。しかたなく彼女は独りで出席することにした。今夜は彼を忘れて宴を楽しもうと会場を見まわすと、親友が男性と親密で楽しげに話していた。うらやましく思ったのもつかの間、フィービーは色を失う。親友の隣にいたのは、ここにいないはずのワイアットだった…。
元軍人なお祖父ちゃん夫婦が常々「完璧な孫」と絶賛していた(けどアパートに訪ねてきたことがなかったため、周囲は微妙に思ってた)ワイアットと、女性は頭より容姿が重要と考え(て自分の果たせなかった女優の夢を娘に押しつけ)ていた母と折り合いが悪く、ヒーローのお祖父ちゃん夫婦に懐いていたフィービーの話。勿論お祖父ちゃんたちはワイアットにも「近所の可愛い素敵な娘さん」の話は仕込んでいたという(笑)
なにがって、このヒーロー(職業プロデューサー)最初こそ「女優の卵はベッドに潜り込んででも俺に取り入ろうとする」と警戒心ばりばりですが、なんとも可愛いのですよ(爆) ベッドを共にしてしまった翌朝、ヒロインは気まずくて明け方帰っちゃったのを、ほっとしつつ残念に思いつつ、でも「朝になったらフレンチトースト作ってあげたかった……」と。んでもって失望の怒り(?)のあまりピンポン鳴らしてフレンチトーストの皿を押しつけて去っていくと(笑) 子供だ(爆笑)
あらすじにあるパーティは1話目カップルの婚約記念なのですが、そこで3話目カップルに何かが……という伏線があります。

ひと夜の恋人 恋愛の掟Ⅲ (HA-16) ジャックリーン・ダイアモンド
家庭を顧みない父に傷つけられた経験を持つデイジーは、誠実な結婚相手を探し求めていた。親友の婚約パーティでついに運命の男性チャールズに出会う。絵に描いたように理想的で優しい彼に気を許し、デイジーは情熱のままに彼のベッドで一夜を過ごした。だが腕に抱かれて会話をするうち、思わぬ事実が発覚する―彼はふだん“チャンス”という愛称で呼ばれているというのだ。チャンスといえば、親友の兄で、女泣かせともっぱらの噂だ。最も避けるべきタイプの男性だったことに愕然とし、彼女は別れの言葉も告げずに逃げ帰った。ところが二カ月後、デイジーは体調の変化に気づき…。
……1話目で女性にモテそうな危険な魅力を漂わせていた今回のヒーロー。実は普通にお兄ちゃん体質(女性に優しいのでお友達止まり?)な人だったようです。というのがちょっと肩すかしだったかな? 1話目の出番の印象とはちょっと違ったしさ。(でも、だからこそ、1話目ヒロインである妹にまで、女をとっかえひっかえと言われていたという設定が生きるのですが)なにがって、この表紙(爆) ←またか。
優しい兄さん、のイメージかも知れませんが、女をとっかえひっかえという周囲も思いこんでたというイメージからはちょっと外れている気がする……
というか顔色悪っ 色白、というよりひ弱な印象です。ごめんワタクシ、この表紙で退きました!(爆)
表紙の女性が浅黒い系だから余計に目立つんだよね~ しかしこれがチャンスという名の男とは…… ぶつぶつ。
あ。本の内容ですか? 兄は流石に7人も妹がいるだけあって優しい男でした。んでもって兄らしくちょっと勝手に物事進める部分もありました(笑) 面白かったんだけど表紙が……(まだ言うか)
この週末は大荒れな天気っぽいですね。20日刊と、図書館で借りてきたローズハンターシリーズを読んで過ごそうと思います~ あと、ずっと書きそびれていたメールのお返事がかけたらいいな~
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