オトシマエの付け方
少し前からアネット・ブロードリックを読んでいます。
恋愛の誤解やすれ違いなどは少なく、ヒーローは基本でヒロインにべた惚れv そういう点では安心して読める良作が多いです。
(私が読んだ)この作者に結構多いのは、本人の意向も考えずヒロインの家族がヒーローに「責任取って結婚しろ」と強要するパターン。たまに何もしていないのに責任取れと脅されることも(苦笑)
「仕組まれた一夜」アネット・ブロードリック(シルエットディザイアD-1093)
ある朝、いつものように自室で目覚めたリンジーは信じられない光景を目の当たりにする。
同じベッドに下着姿のジャレット・クレンショー、その向こうには鬼の形相で二人を睨む両家の父親が居た。
私が頭痛で眠っている間に一体何が起きたの!?
ジャレットに聞いても判らないの一点張りだ。
厳しいしつけに従って純潔を守ってきたというのに、一夜にして疑わしい身となり、リンジーの自尊心は傷ついた。
更に、彼女の父が衝撃の言葉を言いはなった。
「責任を取って、すぐに娘と結婚して貰おう」
既にタイトルでネタばれしているような気が……(苦笑)
元々二人ははディナー程度はする仲。NYで働きたいヒロインと、海外に仕事を持つヒーローは、うるさいヒロイン父を誤魔化すため契約結婚をするのですが、そのうちにラブラブになって……というまぁ、王道パターン。
ヒーローの(なんて可愛いんだ!)という心の叫びが、そんなお前も可愛いぞとツッコミ入れたくなりました(笑)
「結婚への招待」(D-900)
スティーブが夢から覚めると、見知らぬ男3人がベッドを囲んでいた。「妹の結婚式に呼ぶために来た」男の一人が言った。
「どうしてもでて貰わないと困る。きみが花婿なんだから」
一体これは何なんだ? 夢の続きか?
スティーブには彼らが何者で、自分が誰の花婿になるのか、見当もつかなかった。
スティーブ・アントネリはもう過去の人なのよ。
ロビン・マクアリスターは傷つき、憤りながら自分に言い聞かせた。
休暇中、過保護な兄たちの目を逃れて行った旅先で、夢のような男性と出会い、恋に落ち、初めて愛を交わすことも経験した。
彼はとても誠実で、休暇が終わっても連絡をくれると約束した。
それなのに、あれ以来、スティーブからは何の音沙汰もない……
このあらすじの部分(出会い~ヒーローと兄の対決)は面白かったんだけど……
読んだ3作中、唯一家族の圧力に反発して結婚しなかったパターン。
というか、ヒロインが再会後にどうして自分の好きな彼(ヒーロー)をもっと信用できなかったのか、今ひとつヒロインに共感出来ずに終わった話でした。つーか2年後って……
ところで、ヒーローヒロインとも親世代がスピンオフであるらしいけど、ヒーローの方だけ読んだのだけど、ヒーローの父の親友って……前の作品には一言も出てきていないし…… ある意味名前だけスピンオフのような感じです。上のクレンショー家のスピンオフ(ミスター・ロンリー他)も繋がりが今ひとつ判らないんだよねえ……
「旅立ちは風のように(キャラウェイ・ダンディーズ3)」(P-59)
「妹を誘惑したからには、責任を取って結婚して貰うからな!」
結婚だって? まさかそんなこと……
牧童としてメキシコの国境近くで働きながら、極秘に麻薬の密売ルートを追っている捜査官コーディ。
彼にとって心を許せるのは、友人のアルフォンソと彼の大切な妹のカリーナだけだった。
だが、コーディの命が狙われているのを知ったカリーナが、夜中に彼に会いに行ったのを兄が誤解してしまったのだ。
僕はカリーナに指一本触れていない。
彼女は世間知らずの、純粋無垢な二十歳の娘だ。
困ったことになった。だが、選択の余地はありそうになかった……
あっさり圧力に負け、結婚してしまいます(苦笑) 何故もっと「ヤダ!」って抵抗しないのか。そんなにえらいのか兄。そこいらは不思議でございますが、D・パーマーやL・グレアムの描くヒーロー辺りだったら「騙された」ってヒロイン虐めに走るところを、大事にして大学に行かせてあげる辺りヒーロー優しいです。そういう点では「仕組まれた一夜」と同じパターンですが、どちらかというとこちらの方が読後感は良かったです。
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