2011.05.24

判りやす・・・・・・

ちょっとこの作品読んでコバルト時代の藤本ひとみを思い出した(笑)

 

公爵令嬢の恋愛入門 キャロライン・リンデン(ライムブックス 2010)

19世紀、英国。公爵家の美しき令嬢シーリアは、社交界デビューするや多くの紳士から求愛される。強引な男性に辟易していたある日、兄の友人アンソニーが助けてくれた。伯爵家の跡継ぎながら、不義の子ゆえに両親の愛を得られなかった彼は荒れた生活に陥っているが、昔から彼を知るシーリアは「本当のあなたは悪い人じゃない」と励ました。その優しさに胸を打たれたアンソニーは、彼女に求婚して生き方を改める決意をする。ところがシーリアの兄に求婚の許可をもらいに行くと、すでに彼女の嫁ぎ先は決まっていると知らされた。しかし、シーリアの田舎での結婚生活は不幸なものとなり…四年後、夫の病死を機にロンドンの実家へ戻ったシーリア。孤独感を募らせていた彼女を慰めてくれたのは…

いやコバルトの藤本ひとみの作品ってね、容姿平凡な子が、数多のイケメンに惚れられるのですが、そのきっかけってのが何気ない一言にあるのですよ。義務と責任にがんじがらめになっている人に、「あなただって自分の幸せを求めてもいいのよ」とか、主人公は気がつきませんが読者は「あ。この男ここでこいつに惚れた」ってあからさまに判るというwww なんだかね、この話読んでそれ思い出しました。

ヒーローは生まれつき「母ちゃんが浮気して出来た子なんじゃない?」といわれのない噂に振り回され、母親の死後父と決別、それからは借金だの放蕩だの人殺しだの、あることないこと噂され続け、反論しても火に油を注ぐだけと諦観しています。そこにヒロインが(あらすじ参照)。

あ。この男ここでこいつに惚れた。

それからは、なんだか一途ですよ。彼女と結婚して家と子供と犬と幸せに~と彼女の保護者でもある兄公爵に求婚の許可を(あらすじ参照) orz やっぱり自分は彼女にふさわしくない、世の中ってそーゆーもんさ。などと心の奥底に想いを封じ込め生きていたのですが、ヒロイン次兄(ヒーローの友人)から、傷心の彼女の話し相手になってくれと言われ、再会したら、またまた恋に堕ちちゃって。
いや~こういう一途なヒーローいいですよ。自分はふさわしくないと近づけないのに、塞ぎ込んでいる彼女を放っておけないの。ヒロインも彼にだけは心を開いて、いろいろあってもちゃんと真実を見極めて信じるし、素敵な話でした~

ところで、この作者、私は始めて読んだのですが、これ3部作の最後らしい(爆) ヒロインの兄公爵はなんだかリサ・クレイパスのウェストクリフ伯爵のようなイメージ(弟妹想いだけど、お貴族様らしく傲慢で尊大・理知的)でツボなので、そのうち兄の本も読んでみようかと思います。

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2011.05.19

表紙の女性のケツ顎っぽいのが非常に気になります。

↑2作目のね。

以前読んだ本(あやまちは愛)が、面白かったけど、姉の性格が微妙に感じられて、この作者しばらくご無沙汰だったのですが、ミストレス3部作を読んでみました。

 

昼下がりの密会 トレイシー・アン・ウォレン(二見文庫 2009)

年若い妹弟に幸せを託し、平凡ながらも心穏やかな日々を送る未亡人ジュリアナ。だがそんな折、伯爵家を継いだばかりの弟がギャンブルで莫大な借金を作ったことを知り、悪名高き資本家レイフ・ペンドラゴンのもとへと懇願に向かうことになる。ジュリアナは予想に反し若くたくましい男に驚きを覚えるが、彼が持ちかけたのは、借金の代償に半年間愛人をつとめるという屈辱的な契約だった。そしてついにジュリアナは涙をのんで申し出を受け入れる。それが切ない運命の始まりとも知らずに…。

 

月明かりのくちづけ トレイシー・アン・ウォレン(二見文庫 2009)

嵐の海にこの身を投げてしまおう――意に染まない結婚を迫られたリリーは、自殺を偽装し、冷酷な継父から逃れロンドンでひっそりと暮らそうとしていた……ある男性に出会うまでは。
旅の途中、柄の悪い男に絡まれていたところをある侯爵に助けられ、ロンドンまで同じ馬車で行くことに。
ひと目で惹かれあい、かりそめの熱いひとときを過ごすも、リリーは正体を明かせぬまま侯爵のもとを去らざるをえなかった。だが、ある晩餐会で思わぬ再会がふたりを待ち受けていた……。

 

甘い蜜におぼれて トレイシー・アン・ウォレン(二見文庫 2010)

覚悟を決めて罪を償いなさい――父の仇を討つため、ガブリエラは宿敵のペンドラゴン邸に忍びこむ。
しかし銃口を向けた先にいたのは社交界一の独身主義者ワイバーン公爵だった。一瞬のすきをつかれ、銃とそして唇をも奪われ戸惑うガブリエラ。公爵はそんな彼女に父の死の真相を説明する。
はじめ半信半疑だった彼女も、伯父でもあるペンドラゴンの好意でロンドンで新たな生活をはじめることになる。だが、そばでいつも見守っているあの公爵のことがどうしても気になって……

前回の双子姉のときにも思いましたが、やなヤツを書くほうが筆がノッてそうです、この作者(爆) 1作目のヒーローのレイフが、ある人に復讐するのですが、その人のしたことがさらっと書かれていますが非道だな、と。まあ、ここガッツリ回想されていたら、違う話になっちゃいますが。弟のために犠牲に~と思っていたジュリアナが、思いがけず今まで知らなかった快楽を知ってしまい、逆に罪悪感を持ってしまったり、途中レイフが彼女に危険が及ぶからと別れを告げるシーンはさりげなく書かれているけど、胸に迫るものがありました。
2作目は気概のあるヒロインで(まあ、全作そうなんですが)ヒーローもめろめろで良かったです。まあ、2作目のイーサンと3作目のトニーは自分の気持ちを自覚するの遅すぎという感じもしますが(苦笑) 2作目はロマンスとして纏まっていますが、よく突っ込んで考えると、この後どうなっちゃうの?みたいに、ヒロインを虐待(?)していた義父の扱いが尻切れトンボです。
3作目は、最初思いつめていたヒロインが、思ったよりあっさりと納得してしまったことに、個人的には違和感を感じたのですが、(もっと葛藤とかあっても良かったのかも)、さらっと流れたので、さらっと読んでしまいました。読みやすいというかメリハリのあるというか、そういう所はいいと思います。先ほども書きましたが、3部作ともヒロインが環境の変化に強すぎです。馴染むの早ーっ。しかし、他のヒストリカルでは突っ込み入りそうな身分差結婚です。普通、そういうのを誤魔化す(?)ために、ヨーロッパに居ました遠縁ですとか(バレバレな嘘でも)社交界デビューしたりとか、そのあたりが書かれているのでしょうが、それもさらっとです。まあ、3部作のラストということもあって、最後は花火どーんと派手な演出です(笑) ・・・・・・実際はどうなんだろう。公爵様が、これやったら末代までの恥なんじゃなかろうか? 愛があれば大丈夫?
そんな感じで、おいおいそこ書かなくていいのかよ、とツッコミつつ、めろめろヒーローズを肴に楽しく読みました。恋愛部分どろどろの誤解とかがなかったのもよかったな~
でもヒストリカル大好きな方には、さらっとスルー部分、どう思われているのか気になります(笑)

++++++++++++++++++

心待ちにしていた、ブラックダガーの4作目が出るので、前作までを読み返して一人ブッチ祭りをしたいのですが、図書館から借りた本&取り寄せてもらった本が溜まってしまい、なかなか自分で買った新刊を読む時間が取れませんcrying(マッケナのタマラ姐さんは大事に積んでいるのですが) 

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2011.03.21

お願い

もう少し落ち着いたら東日本大震災の被災地の図書館等に本の寄贈を考えています。以下、続きを読むのところであれこれ書いています。 最終更新 2011/5/19 

仙台在住の男性が、皆様から集めた本の配布をしています。
※現在、在庫が増えすぎたため本の受け入れはされていないようです。
 → HON FOR JAPAN
http://honforjapan.net/

こちらの方の活動が、長く続けられるよう、陰ながら応援していきたいと思います。

最初の頃、 状態のいい本があったら、古本屋より寄付をという考えを持っていましたが、なかなか難しい部分もあると思いました。
まず基本は、大体の団体は、内容と年齢制限があるということ。ロマ本は特に最近の傾向でHOTなシーンが多いのですが、送る被災地には小中学生なども居るため、具体的な描写がある本は無理というか。
上に書いた団体は、直接本を手にとって選んでいただけるので、そういうのもOKでしたが、それにしたって、私個人として内容的に送れない本はあるというか、(ロマンスというより超HOTの方が前面に押し出されている本はちょっとな~とか思いました)
具体的に寄付する相手を考えると、読んでつまらない本はどうよ?とか。(ニュアンスが違いますが、服などの寄付だと、確かに古着OKだけど、着たくない状態の本当の古着が集まったりして、善意なのに使えないこともあるって聞きました)
どの団体でもそうですが、やり易い地域でやるので、避難所格差を考えちゃったり、(もちろんそこは自分で出来ない行動をお任せするので文句は言えない立場ですが)結局は自己満足のためにやってるんだろう?とか、自分のメンタル面での難しさを痛感したのが一番大きかったです。
なので、私個人は、今後も寄贈や、他の形での復興支援を続けていきますが、この記事を一番上にするのはやめようかと思います。
今まで読んでくださってありがとうございました。

※個人的には今でも古本屋より寄付を~と思っています。新刊で購入した保存状態良しな今年発行のロマ本でも、古本屋チェーンだと買い取り50円とか30円とかなのですよ。
実際にそこで売られている本の値段を考えるとありえな~いって気持ちになります。

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2011.01.27

無頼同盟(カンパニー・オブ・ローグズ)

相変わらずD様の話となると筆がノリノリですな。といっこ前の記事に自分でも呆れつつ┐(´-`)┌
私D様結構好きだよね? ツンデレだよね? ね?

 

真珠は涙にぬれて ジョー・ベヴァリー(RHブックス・プラス 2009)  

エレノアは自ら命を絶とうとしていた。両親を亡くしたうえ、
遺産を狙う兄の策略にはまり、恐ろしい悲劇に見舞われたのだ。
彼女に残されていたのは、死という選択肢だけだった――
だがそこにニコラス・ディレイニーが現われた。
公爵家の次男である彼は結婚を申し出て、彼女を救ってくれたのだ。
放蕩者で有名な彼との結婚は便宜的なものではあったが、
それでもエレノアは感謝していた――自分が彼を愛していることに気づくまでは・・・・。
無頼同盟シリーズ第1弾!
 

うーん、この作者、変わってるいうか人によっては好き嫌い分かれそうな設定を持って来るのがお好きなようです。強盗するヒロインとか。話がドラマチックにはなるから、ハマると面白そうですが・・・・・・
別に私は、ヒロインは最初から最後まで清純じゃなきゃ~とか地雷設定はないつもりなのですが、あからさまにほとんどの人の地雷原設定なんじゃないか? これは・・・・・・ チャレンジャーだな、作者・・・・・・
ヒロインには悪人とつるんでいる兄がいて、ヒーローの双子の兄がそいつらに脅されて(というより保身のために?)悪事に加担、ヒロインは身投げしようとするがヒーロー兄に助けられ、なぜかヒーローが双子の片割れの尻拭いをさせられると。そこまでもかなりアップダウンの激しい話だが、ヒーローヒロインが仲良くなりかけたところで、ヒーローに愛人疑惑が~ という、ロマンスを楽しむというより、ジェットコースターに乗るので精一杯という感じの話でした。再読したとしてもロマンス目的というよりこのジェットコースターを楽しむためにですね。というか、悪人も出てくるけど、ヒーローとヒロインの両兄、ダメ過ぎ。特にヒーロー兄、根っからの悪人ではなく、どっちかというと弱い人っぽい残念君。しかし、うーん。この時代だと、お貴族様は自らの非は死んでも認めないというところが、やけにリアルな感じもします。でもさ、残念な兄の言うことを聞いちゃったところが、ヒーローも残念さんな印象なんだよね・・・・・・ 言うことを聞かなかったら話は始まらないんだけどさ。しかし、当事者の気持ちになってみると本当に気まずいというかもにょるというか。 

 

侯爵の憂鬱な結婚 ジョー・ベヴァリー (RHブックス・プラス 2010)  

女学校で教師をつとめるエリザベス。
生まれたときから両親はなく、天涯孤独の身だった。
だがある日、ベルクレイヴン公爵と名乗る男性が学校を訪れ、彼女は自分の娘だと打ち明ける。
驚愕するエリザベスに公爵はさらに、公爵家の血脈を途絶えさせないために、血のつながらない自分の息子と結婚して欲しいと頼む。
脅されるようにして公爵の頼みを受け入れたエリザベスだったが、
公爵のハンサムな息子は、この結婚が不本意なものであることを隠そうともせず・・・・。
「君には魅力を感じないし、今度の縁談は不愉快きわまるものだ」

上の作品の続き:無頼同盟2作目。大きな流れの話として前作の内容を引っ張っているところがあるので、是非前作もあわせて読んで欲しい(ですがやっぱり好き嫌い分かれる話なので覚悟が必要かも)。ヒーローの母は一度の不貞でヒーローを身ごもり、当時跡取り息子が居たので公爵も見てみぬ振りをするのだが、妊娠中に事故で上の息子を亡くし、血のつながらない子が跡継ぎに。そのごたごたでショックだった公爵も別の女性(ヒロインの母)に慰めを見出したらしい。ヒロインの母は誰にも言わずに子供を生み、知人に預けていたのだが、今わの際に公爵に手紙を書いたのだそうです。ヒーローもヒロインもその辺りの事情をまったく知らず育ったので、突然「君達が結婚したら、育ての息子は跡継ぎになれるし、代々伝わった血筋も保てるしww」と言われても当事者としては混乱するわなぁ~ そんな「周囲の尻拭いで知らない同士が結婚」というのは前作と同様なのですが、穏やかに歩み寄ったけど事件のせいで波乱な前作と違って、今回はお互い余計なことを言っちゃってトゲトゲギスギスだったので、私はちょっと苦手でした。丁々発止の会話はお洒落なときもあるけど、この作品はそれ以上に痛いというか、前半は特に苦痛でした。周りの人たちが穏やかというか上流階級的なタイプだったので余計主役二人のトゲトゲが目立ったんですよね。まあ、実際にそんな立場に立たされたらそうなっちゃうのかもしれませんが。公爵家のお貴族生活描写は興味深く読みました。
このシリーズ、どうやらまだまだ続くよう。ですが、作者のサイトを見たところによると今作最後で女優さんに一目惚れしたハルのロマンスは、他の話でもちょこちょこ書かれるだけで主役にはならないらしいです。残念。
・・・・・・って、えっ? やっぱりあれは誤報なの?

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2011.01.18

D様のお約束。(初期除く)

・ヒロインは実はお金持ちだとか血筋がいいとか学があるとか、ヒーローが気がつかない(というか誤解している)良いオプション持ちだったりする。

・4割くらいの確率で死にかけの病気持ちとか不妊だとか悪いオプションも付いてくる。

・まあ、そこ辺り本当は医療ミスでなんでもなかったりするんだけど(爆)

・ヒロインは超過酷な過去を背負っていることが多い。

・の割に、はじめて会った医者とか(ヒーロー以外の人)にぺらぺらトラウマをしゃべっちゃう。

・内緒のトラウマのはずなのに、いつの間にかいろんな人がヒロインの事情を知っていて話題にしちゃってたりして、大抵最後にヒーローが知ることになる。

・ヒーローは超勘違い野郎。

・ヒロインのことをしょぼいとか学がないとか男にだらしないとか、俺に金目当てで付きまとっているウゼーとか思っている。

・実際そういうこと言っちゃう。喰っちゃった後でも言っちゃう。

・元カノだったり元妻だったり寄ってくる女だったりが美人だけど性格最悪。なのに騙される(た)。

・最後、ヒロインはいい子なんだと気がつきショックを受けるが、読者から見たら大して反省もせずに真実の愛ゲト。

・ヒロインをラヴなイケメンいいヤツが出てくる。

・読者的にはヒーローよりそっちだろ!と突っ込むのだが、その声はヒロインに届かず、どんなに虐げられようがヒーローに一途な愛を寄せてる。どMだよね?

・ヒーローは超勘違い野郎。(大事なことだから2回書きました。テストに出るよ)

・残念ながらイケメンいいヤツ当て馬君もスポットライトを浴びるときになると鬼畜勘違い野郎にシフトダウンする。

・本当に残念だがシフトアップバージョンアップレベルアップした当て馬君は見たことがない。いいかげん読者もわかってる。それがD様のお約束だということは。

+++++++++++++++ 

図書館で目が合ったので久しぶりにD様をお持ち帰りしてみました。

 

 涙は愛のために ダイアナ・パーマー (ハーレクイン・プレゼンツ・スペシャル 2009)

誰にも心を許してはいけない。たとえ愛してしまった人にでも。―仕事上のいきさつで命を狙われるはめになり、グローリーはテキサス州の小さな町にやってきた。身分を隠し、農場で働くことになったのだ。農場の監督役はロドリゴ・ラミレスという長身で黒髪の男。グローリーと顔を合わせるや、彼は不機嫌な声で言い放った。「きみとふざけてる気分じゃないんだ」。

ヒーローの名前に聞き覚えがあるので(というか、D様、印象的な名前を作るのはお上手)調べたら、2007年8月にけなしレビュー書いた「許されぬ過去」にいっぱい出ていたあの人ね。ふむふむ。最低女な元妻に未練たらたらでアル中寸前になったコルビー・レイン君は実はバツ2で元妻と結婚するとき、さくっと捨てた少女のサリーナと7年ぶりに再会。本当は元妻に捨てられただけじゃなく、サリーナを傷つけて捨てた罪悪感もあってアル中っぽくなってたんですがみーたーいーな、ハァ!?な後出し設定の末ジェイコブズビルの相変わらずな麻薬犯罪ごたごたとの対決と一緒に元鞘収まっちゃいましたー。なあの作品にヒロインラブで出てきたお約束のいい男当て馬君ね。
そのときは、ヒロインからはぜんぜん眼中にないのいい人だけど、みたいな描かれかただったのですが、超本気だったみたいですね。死ぬほど情熱的に愛してる。というか今でもあいつさえ居なきゃとか思ってるみたいですね。ふーん。

さて、この本なのですが、開始10ページほどでヒロイン:グローリーの過去トラウマがずらずら書かれています。はあ、大変でしたね。SEPやクレイパスのコンテンポラリーだったらこれだけで100ページくらいかけそうな内容でしたね。そんなヒロイン、麻薬商人に恨まれてしまい、身を隠さないといけなくなります。親切な刑事さんの言うところ「ジェイコブズビルだったらいっぱい強い人居るし」 ・・・・・・あの。未然に防げたもののマフィアが麻薬取引場所にと目をつけるような町に麻薬犯罪の検察側証人を隠すってドウナンデスカ? え? テキ恋読者としてはそこ突っ込んじゃいけないの!? なんだかなーと思いつつ、義兄がオーナーの牧場に身分を隠して下働きとして入るヒロイン。その牧場の雇われ現場監督なヒーロー(実は麻薬潜入捜査官)互いに身分を隠し、惹かれあう(?)二人。ヒロインから見ればヒーローは麻薬犯罪に手を染めているかも、というか自分を狙っている殺し屋なのかも、とはらはら。
まあそんなことはどうでもいいんですよ。D様だから!
ヒーローがねー。久しぶりに見たわ。ここまでしばいたろか男。
俺って金持ち血筋良しだから彼女みたいな地味な下層階級とは合わない。とか俗物なことを何回考えてるの? というか、本人直じゃないけど何回言っちゃってるの? どう考えてもそのプロポーズ、幸せなサリーナへの対抗心だよね? でも代用品で幸せになれないかもとか思っちゃう? 心のどこかではヒロインを愛し始めていたとか、マジで?
ヒロイン、この男で本当にいいのかよ。世の中男はいっぱい居るよー。
なんかもう、自分的にはとても正しいD様本という感じで楽しかったわ。←ヒーローに毒づいてストレス解消とか

+++++++++++++++++

ところで、今回気になったのは当て馬ヒーロー保安官やいい人友達的な刑事さんではなくて、ヒロインの義兄。父の再々婚相手は嫌いだけど、その女に虐待されて捨てられた子供(ヒロインのことね)が居ると知って、しかもその子が里親のところでも不幸だと知って、自ら迎えにいって引き取ったらしい。
なんてローリー・フォスター産長男のような素敵アニキvvv
D様だというのに思わず期待してしまいそうです。
そのアニキ、去年末の新刊「すれ違いの告白」のヒーローらしい。が、評判は微妙っぽい? やっぱりD様のお約束?

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2011.01.13

そんなわけで

ちょっと秋ごろから、自分の時間が取れなくなった上に、眼精疲労が酷くなっていて、めっきり読むペースが遅くなってしまった、というか、一冊を一気読みできなくなった、のですが、年末年始はそれほどそそられるTV番組もないし、親戚廻りもあまりないので比較的自由時間があるので読んでみました。

今年最初の積読消化はこちら。

 

凍える心の奥に リンダ・ハワード (二見ミステリ文庫2010)

アイスストーム ( 着氷性悪天 ) が直撃した山奥の一軒家にひとり、取り残されてしまったロリー。さらにそこへ、拳銃を持った麻薬中毒者の二人組が強盗に押し入ってきて、彼女は監禁されてしまう。どうにかして逃げ出そうと奮闘しているところへ、かつていがみ合っていた高校時代の同級生ガブリエルが救出に現われる。
なんとか家から脱出し、氷におおわれた真っ暗な森のなかを街へと向かうふたり。だが、強盗が拳銃を手に追ってきて…

原題がTHE ICEで前作がBURNだったので、勝手に前作のコンゲーム(騙し合い)系の続きだと思っていたら、どっちかというと夜を抱きしめて系でしたね。自然、遭難、追ってくる敵。自然描写にさりげなく家族を大事にしているところとか、アルファメールっぽいところとかが書き込まれていて、そういうところがリンダヒーローが好まれる理由なんだろうなと思います。流石リンダ、読ませます。
が、いかんせんボリュームが少ない、というか薄い。初期のオレがオレが!な、ぐいぐい引っ張る種馬ヒーローの頃にはもう戻れないのでしょうが、それにしたって、なんか話が薄い。真ん中辺りで事件に決着付いて、あれれ?と思っていたら、その後もすごい盛り上がりがあるわけでなく終了。なんか無駄を省いてコンパクトにしたような感じ。
リンダの文章が好きだから読みきったし、途中他の本によそ見しないで読めたんだから面白かったんだろうと思う。でもガッツリ本の合間に軽く読む本という位置づけで、本棚に余裕がなければ残さないかも。ちょっと物足りない感じでした。

 そして今月のお初シリーズはこちら

 

ニューヨークの魔法使い <(株)魔法製作所> シャンナ・スウェンドソン (創元推理文庫 2006)

ニューヨークって本当におかしな街。宙に浮いてる妖精はいるし、教会の屋根にはガーゴイルが出没する。テキサスから出てきて一年、毎日が驚きの連続だ。わたしって、そんなに田舎者?ところがある日、思いもかけないチャンスが舞いこんできた。でもちょっと待って、うまい話には絶対に裏がある…。おしゃれでキュートなファンタジー

どうも巷でHOT度高めロマンスが主流になってからというもの、こういう、もどかしいもやもやラブ?系には手を出していなかったのですが、評判がいいのと、(本国では売り上げが微妙だったんで4巻で打ち切りになったのを、創元社が「日本だけでも~」と頼み込んで(作者もお蔵入りするよりはと思ったらしく)直に版権買ったらしい。)新刊が出たので最初から読むことに。

面白いです。おしゃれでキュート、と書いてあったがまさにそんな感じ。
ニューヨークではハリポタ映画CG張りに魔法が飛び交っているけれど、普通の人は見えない。人には潜在的魔力があって、魔法使いが使う目眩ましに掛かるのだ。けれど主人公ケイティは魔力がまったくゼロ。魔法使いが居なかった地元に居たときはよかったが、NYに来た途端、エルフや妖精を見てはコスプレイヤー?と思ったり魔法を何かのパフォーマンスと思ったり。他の皆が(見えていないから)平然としているのを見て、都会ってやっぱ見て見ぬ振りなんだ。私ってやっぱ田舎者丸出し? orz とか思ってる。
そんなケイティに気付いたのが、バリバリ魔法使いのオーウェン。イケメンで超強いと最強要素は持っているのに仕事以外で女性に話しかけられないシャイなオタク系研究者。
彼の会社は古の魔法を現代風にアレンジして売っているところで(魔法は購入ユーザー限定でしか使えないらしい)そこではケイティのような魔法免疫者(イミューン)が取引先に違法な目眩ましをかけられていないか、会議に立ち会ったりするらしい。ケイティはオーウェンの会社に転職することになったが、最近首になった元社員が黒魔法ビジネスに乗り出したらしく・・・という話。
ラブとしては、本当にほんのりどころか、かなり妄想いれないと汲み取れないのですが(爆) まあ、実際の現実ではそうそうアルファメールといきなりラブラブなんてないのでリアルといえばリアルです。ともかく設定やキャラクターが生き生きしているので、ファンタジーとして面白かったです。以前どこかでチラッと映画化オファーがあるとか聞いたのがこの作品だったと記憶しているのですが、確かに映画にしたら面白そう。
アメリカじゃハリポタの次に10代に人気あるのはトワイライトだと聞いたことがありますが、日本じゃそれほどでも? って感じなのは昔からの土壌として何でもありな少女マンガというファンタジー系に強いものがあったからじゃないかと思うのです。それを言ったら、こういう「魔法は私だけには効かない、私だけが見える」主人公がって漫画もある(というか男の子主人公の少女漫画で見たような記憶があるようなないような)のでしょうが、軽くてユーモラスに描かれているので私としてはトワイライトより新鮮に読めました。(といってもトワイライトは途中で挫折してるのだが)しょっちゅう赤面して俯いちゃうオーウェンが可愛いったら。でもさっきも書いたようにラブとしてはかなり妄想必要なんで、普通のファンタジー作品として★五つです♪

追記:男の子主人公の少女マンガじゃなくてオーラバだ! コバルトじゃん! と散歩していて気がつく。あ~すっきりした。

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仕切りなおし?

2011年ことよろでございます。
去年一年で2個しか記事を上げていない時点で終わってる感がするのですが(苦笑)
生きてます(爆) 今ちょっと風邪気味です。今更何言ってもしょうがないので、さくっと何事もなかったかのように書いていきます。

相変わらずロマ本しか読んでいないのですが、出版社いろいろ大変ですね。過渡期というか。ここ数年で急にロマ本取り扱い出版社が増え、刊行数が増え、最初ウハウハしていた私も全部を新刊で買い集めることが出来ず、必然的に作家買いやネットでの評判を見て買うようになってます。作家買いもクレイパスやリサ・マリー・ライス辺りでさえ最近は手放しで喰いつかないかな? ちょっとマンネリ化し始めちゃっているんだよね。
出版社さん側も試行錯誤しているんじゃないかと思います。blogで裏話に力入れたりとかね。どうやら休刊や廃刊のレーベルも出だしたようで、こうなると、忘れた頃にシリーズ続刊がでる(けど、情報発信のない)ロマ本老舗レーベルの方が底力はあるのかもな。まあ、ブラックダガーやブロックマンが出ないとなったら私もこう冷静ではいられないのでしょうが(笑)
いやもう、ブロックマンTSSもう16巻出ちゃうよ。間、空きすぎだよ。多分16でシリーズ一区切り付くんだから(と、私の相変わらず残念な英語力は理解した)さくっと出して欲しいよ。次(9巻)はマックスなんだよ。 ←すでに冷静ではない。

 

読んだ本についてはまた別の記事で。

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2010.06.17

半年振り・・・ですか(呆)

ご無沙汰しきっております(滝汗) ←いやもう見ている人居ないって
ってぐらい間が空いていました。ダメだよね、すっぱり止めないんだったら、せめて月一でも更新途切れないようにしなきゃ。
本読みはぼちぼちですね。新刊で買ったのに、ナナメ読みで放置しているのもあれば、睡眠時間忘れてが~~~っと一気読みしていたり。

サイトのCGIも管理上の問題で変更しようと思っていたのに、3年以上そのままだし(3年ってあーた・・・・・・coldsweats02)それ以上に、このblogの中に自分が勘違いして間違った情報を載せている部分がちらほら。 そろそろ何か考えます。

 

 キャットは満ち足りた気持ちで恋人ウィルソンに寄り添っていた。彼は仕事中に銃で撃たれて生死の境をさまよったものの、順調に回復している。父を惨殺した男に復讐するためだけに生きてきたキャットは、長いあいだ彼の愛を拒んでいた。だがウィルソンを失いかけたとき、ようやく彼を愛していることに気づいたのだ。危険な仕事を引退して、温かい家庭を築きたい――キャットは初めて人生に希望を感じていた。しかしそのころ、ウィルソンを銃撃した犯人は金と車を奪って逃走を続けていた。ふたりが平穏に暮らす、この地に向かって。

 「孤独な夜の向こうに」 「悲しみをつつむ夜に」 の続き。3部作最終章。待ちわびて待ちわびて新刊買いしようと決めていた作品というわけではなかったのに、いざ読み始めたら一気読みでした。前作品で出ていた砂漠で行き倒れた親子のエピソードや20ドル札5枚だとかを上手いところで絡めつつ、人生の再生への道を歩きつつあるキャット、流石のウィルソン家族、例の麻薬中毒者の俺様思考に、新たに2作目で死亡した男の殺人事件を追っている刑事が加わり、最後まではらはらどきどき。読後感も良かったです。
シャロン・サラのヒロインらしく重い過去をもったキャットですが、職業がバウンティ・ハンターという危険な仕事のせいか、すごくアクション系。というか、キャットさんトラブルに巻き込まれすぎ。そして、それを癒してくれるヒーローのウィルソンは、うーん家族に美味しいとこもっていかれちゃってるかも? ヒロインの存在感に喰われちゃっているかも? 歴代シャロンヒーローの中では霞んじゃいそうです。
刑事の家庭環境のくだりはもっと掘り下げて書いて欲しかったなあ~と思いつつ、でも実際そうだったらスピード感が落ちちゃうかもしれないし、読んでいる最中は気にならなかったのでこれでよかったのでしょう。

 正直、シャロン・サラのヒーローヒロインって皆似たようなものだと思う。でも、事件背景や味付けで、どの作品も印象に残るんだからすごいよね。まあ、これは実力のある作家さん誰にでも当てはまることなんでしょうが、特にシャロンは、作品へのスタンスというか、思い入れが、魂を削って差しだされているような感じがします。

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2010.01.09

電柱の陰からこんばんは(こっそり)

ご。ご無沙汰して…おり……ます(滝汗)
もはや誰も見ていないだろうと、放置状態だったのですが、カウンターは回っていて、あああああ~すみませんすみませんすみません。
生きてます。本はあまり読んでいません。
去年一年、購入・図書館・中古その他合わせても50冊くらいしか読んでいないんじゃないかと…… (私にしては異常)
この数年で(といっても私のロマンス読書暦も数年ですが)どんどん月の刊行数が増えたので、新刊を全部追えなくなっているんですよね。金銭的にもそうですが時間的にも。たぶん他にもそういう方多いんじゃないんでしょうか。
そうなると、やはり世間の評判がいいのとか、作家買いとか、そういうのを優先して読んじゃうことになって、初邦訳作家さんを取りこぼしちゃってたり。もったいないなあ~

去年は新刊を読むというよりはどちらかというと、今まで周りに薦められていた昔から続いているシリーズものとかを読んでいました。カレン・M・モニングの「ハイランドの~」のシリーズとか、ジュリア・クインのアルファベット兄妹のシリーズのとか。(Eがお気に入りv)

去年のベストワーストについてはおいおい語っていくとして、今後もだらだらマイペースでやってゆくので、生温く見守ってやってください。

++++++++++

今年の再読以外の初読書はこちら↓

   

  兄と親友ふたりの四人暮らしをするトニ。彼女は、ルームメイトのひとりサイモンにずっと片思いをしている。そんな彼女が、なんと妊娠してしまった! それも、サイモンの子どもを! でも、失恋のショックで酔ってトニとベッドインしたサイモンは、まったくそのことを覚えておらず……。子どもができてしまったという義務感からじゃなく、トニを愛しているという理由で、サイモンには父親になってほしい。そう思ったトニは、子どもの父親が誰かをないしょにしたまま、サイモンを誘惑しようとがんばるけれど──。

昨年「兄弟3人と結婚」本で話題になったマヤ・バンクスのデビュー作。何ともかわいいというカラーはそのままに、古きよき時代(?)の真っ赤なベタ表紙のHQテンプテーションのような作品。男が3人出てきますが、前作と違って(笑)、超HOTとかアクロバディックなあれこれはないです。訳者も「初々しい作品」みたいにあとがきで書いていましたが、まさにそんな感じ。私は面白かったです。
でも、これ、前作が話題になって読んでいなかったら、こっちの作品には手を出していなかったかも。(普通のロマンスっぽすぎて)ある意味マグノリアさんの戦略勝ち?(笑)

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先月うきうきしながらジュリー・ガーウッドのノアの本を購入しましたが、斜め読みの途中で、あまり火花が散っていないようで読むのが止まってます。いやだってノアだよ? で、ヒロインはニックの妹だよ? ちょっと期待しすぎちゃってたかな~(泣) というわけで代わりにこちらを読み始めました。

     

1860年ニューヨーク。路上で暮らす四人の少年アダム、ダグラス、コール、トラヴィスはある夜ごみ溜めに捨てられていた女の赤ん坊を見つける。彼らは青い瞳をした赤ん坊をメリー・ローズと名づけ、自分たちの手で守り育てることを誓い合い、フロンティアを目指して西部への旅立った―。それから19年後、美しく成長したメリー・ローズは寄宿学校を卒業し、最愛の“四人の兄”が営むモンタナの牧場へ帰ってきた。町の雑貨屋でハリソンと名乗る逞しい男と知り合った彼女は、都会から来たばかりだと告げる彼に、無法地帯での掟を知るまで牧場に身を寄せるよう言う。彼の隠された使命も知らず…。  ハリソンの正体が19年前に誘拐されたイギリス貴族の娘を探している弁護士だと知るよしもないメリー・ローズは、いつしか彼に激しく惹かれてゆく。一方牧場で暮らしはじめ、アダムら四人の兄と彼女の強い絆を目のあたりにしたハリソンは、ある決断とともに兄妹に真実を告げ、モンタナを後にする。遠い異国で自分を待つまだ見ぬ父と、愛する男―すべてを知ったメリー・ローズはハリソンを追いロンドンへと向かうが、そこで待っていたのは、温かく愛に溢れた牧場の生活とはあまりにかけ離れた世界だった…。

アメリカ西部開拓時代のヒストリカルです。これは、ノアのご先祖の話とかいうやつですよね。そのあたりは読んでいる間あまり意識していなかったのですが、兄妹の絆がとても素敵で、最初の4人が赤ちゃんを拾うシーンから、私の心をわしづかみです。久しぶりに時間を忘れて続きを読んでしまいました。ロマンス本はともすれば登場人物が少なくなりがちですが、この作者はやっぱり、こういった家族の絆、近所の人とのやり取り、など、そういうテーマを重視してある作品の方がうまいなあ~と思います。この4人の兄は短編集(3人)ともう1人分のスピンがあるらしいので楽しみですね。 

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2009.09.07

なんちゃってシークに渇を

HQとかではシークものが人気だそうで、よく見かけますが、文庫ではそれほど見かけないよねえ? それはHQで出しまくっているからなのか、それとも本当は日本ではあまり需要がないからなのか・・・・・・
個人的にはね、シークのくせに、実はイギリス貴族の血が混ざってまーす♪とか、ええ? と思うような設定のが多くてちょっと食傷気味。ごつい系シークが金髪碧眼のお姫様を略奪! というのは非常に萌えますが、その後設定(両方の文化のいいとこ取りみたいな?)はそこまで重量視することはないだろ。
まあ、バリ日本人な私が幼い頃、白いお馬さんに乗った王子様に憧れたのと似たような、都合のよい捏造設定満載だと思えば許せるのでしょうが、そこはそれロイヤルものもあるんだし、シークものには、亭主関白、俺ルールで無骨でストイックな硬派の部族長ヒーローをお願いしたいところです。

 

熱砂の烙印 オリヴィア・ゲイツ(I-2027) 心を病んだ母親が自ら命を絶ったあと、ジェイはアメリカを離れた。たった一人で看病をしながら救急医として働き、若者らしい楽しみも恋もないまま二十八年生きてきたのだ。亡き父の国ダムホールで、人生の再スタートを切るつもりだった。現地の医師団に参加した彼女は、外科医マレクと出会う。運命だった。命を救う闘いを共にするうち、二人は強く惹かれ合った。初めての恋。けれどそれは淡くもやさしくもなく、灼熱の砂漠のように彼女を熱く焦がした。だがマレクは、ジェイの純潔をぎりぎりのところで拒み続ける。医師であると同時に王位継承者でもある彼は、妻を選べない立場にあることを、どうしても言い出せないのだった。 

2009/7/5刊。どうやら日本初登場の方のよう。(の割に9月現在4冊出てるので、一押しの作家というところでしょうか?)作家さんエジプト人だそうです。それだからか、V・ウィンズピアとA・セラーズしか認めない~とわめいている私のような偏った読者でも楽しく読めましたよ。 
被災地での緊迫した医療描写、女性に唯一の正妻という立場を与えられないならと誘惑に屈しない態度。(←最終的には屈するが)オールオアナッシン。そうさ、この考え方がシークだよ。
惜しむらくは、こういう描写が凄すぎて、最後のほうロマンスが少々駆け足気味に見えちゃったことかな? まあHQは頁数縛りがありますからね。しょうがないね。
しかし、「この作者他の作品も読んでみよう」と久しぶりに思いました。

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